- 2025/11/06 掲載
再稼働、4市で反対多数=柏崎刈羽原発の近隣調査―新潟県
新潟県は6日、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に関する県民意識調査の分析結果を公表した。半径30キロ圏内の9市町村別に集計。「どのような対策を行ったとしても再稼働すべきでない」と考えるかとの質問に対し、「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」との回答が、近隣自治体の長岡市や小千谷市など4市で過半数を占めた。
長岡市は53%が再稼働に反対で、賛成は45%。小千谷市は反対53%、賛成46%だった。十日町市と燕市も反対が賛成を上回った。一方、原発が立地する柏崎市や刈羽村の反対はそれぞれ40%、33%で半数に満たなかった。
「再稼働の条件は現状で整っている」と考えるか聞いたところ、肯定的な回答が半数を占めたのは刈羽村だけだった。柏崎市など残りの8市町は否定的な答えが上回った。
県は半径30キロ圏内の市町村別人口に応じた補足調査を10月24日から実施しており、今月中旬に結果を公表する見通し。花角英世知事は今月14日に同原発の視察や30キロ圏内の首長との意見交換会を実施する方向で調整中。これらの結果を踏まえて「近いうちに考え方を示すつもりだ」と表明している。
【時事通信社】
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