- 2025/12/11 掲載
BofAの市場部門、第4四半期は10%増収も CEOが見通し
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米銀行大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は10日、2025年第4・四半期の市場部門収入が前年同期より1桁台後半から10%の間で増えるとの見通しを示した。一方、投資銀行業務の手数料収入はほぼ横ばいで推移すると予想している。
競合するJPモルガン・チェースは9日、第4・四半期の市場部門収入が10%台前半の伸びを見込んでいることを明らかにした。
モイニハン氏は米金融大手ゴールドマン・サックスの会議での講演で、消費者は良好な状態にあり、財務的ストレスの兆候は見られないとして、「あらゆる支出が増加している。信用の質は良好だ」と言及。BofAの貸し倒れ償却はほぼ横ばいで推移していると説明した。
また、BofAが第4・四半期に自社株買いを拡大する見込みも明らかにした。
トランプ米大統領が政治的・宗教的信条に基づき金融サービスの提供を拒否する「デバンキング」行為を禁じる大統領令に署名したのを受けて通貨監督庁(OCC)は10日、9つの国内大手銀行が一部の論議を呼ぶ産業への金融サービス提供を過去に制限していたと発表した。これについてモイニハン氏は言及を避けた。
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