- 2025/12/11 掲載
積水化学、ごみのエタノール化技術の商用化見送り プラント撤収で特損148億円
[東京 11日 ロイター] - 積水化学工業は11日、微生物を活用して可燃性ごみをエタノールに変換する「BRエタノール技術」の実用化・商用化を推進していた連結子会社が商用化をいったん見送り、岩手県久慈市のプラントを撤収・清算することを決定したと明らかにし、これに伴い148億円の減損損失を2025年4-12月期の連結決算に計上する見込みとなったと発表した。
実用化のめどは立ったものの、現在の第1世代バイオエタノールの市場価格に、資源循環コストを付加した価格を市場が受け入れるまでには時間がかかると判断したと説明。今後、さらなるコストダウンを図るとともに、BRエタノール技術の知見などは他の新技術開発にも展開していくという。26年3月期通期の業績予想は変更しないとした。
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