スタバ労組のスト拡大、全米34都市でバリスタ数百人が合流

Anuja Bharat Mistry

[１１日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックスで１１日、労働組合に所属するバリスタ数百人が全米３４都市でストライキに合流した。

米国で営業中の５５０余りの店舗で働く１万１０００人のバリスタが加入している労組の「スターバックス・ワーカーズ・ユナイテッド（ＳＢＷＵ）」によると、約１カ月にわたるストは１３０都市、１８０店強に広がり、３８００人以上が参加している。

労組側は、今の職場環境がバリスタに過労を強いるとともに正当な手当てが支払われていないと主張し、適切な人員配置や予測可能なシフト、賃上げなどを要求。経営側との交渉が行き詰まったため、スターバックスにとって最も繁忙な１１月１３日の「レッドカップ・デー」からストに突入した。

経営側は、ストの影響を受けているのは米国内１万７０００店の１％未満で、業務運営に混乱は起きていないとしつつ、労組側の態勢が整えばすぐ協議を再開するとしている。