• 2025/12/12 掲載

米アップル、エピックとの独禁法訴訟で命令の一部撤回勝ち取る

ロイター

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Mike Scarcella

[ワシントン 11日 ロイター] - 米第9巡回区控訴裁判所(サンフランシスコ)は11日、人気ゲーム「フォートナイト」のエピックゲームズがアップルを相手取って起こした反トラスト(独占禁止)法訴訟で、「アップストア」の変更を義務付けた命令の一部を取り消す一方、アップルに対する全面的な差し止め命令は撤回しなかった。

当初の判決に従わなかったとしてアップルに法廷侮辱罪を適用した4月の地裁判断の一部は広範であり、見直されなければならないと述べた。ただ、同社に対する侮辱罪認定の大半と先の差し止め命令は維持した。

控訴裁はアップルが自社のプラットフォーム上で行われない消費者の購入に関連する手数料を請求することを禁じた下級審判決の一部を変更。同社はこれらの取引で合理的な手数料を請求できるようになる。

エピックゲームズのティム・スウィーニー最高経営責任者(CEO)は11日、アップルが開発者に「巨大なくず手数料」を課すことを禁じる控訴裁判決を歓迎。開発者と消費者に利益をもたらすと述べた。

「長年のアップルの妨害を経て、われわれはついに大きな変化を目にすることになるだろう」と語った。

アップルはコメント要請に今のところ応じていない。

エピックゲームズは2020年、アップルがアップストアを通じてアプリを取得するよう強制し、反トラスト法に違反したとして提訴。アップルはほぼ勝訴したが、21年の裁判所の差し止め命令で、開発者がウェブリンクなどを通じて他の支払い手段に消費者を誘導することを認めるよう求められた。

アップルはいくつかの制限を撤廃したが、リンクをクリックしてから7日以内にアップストア以外で購入された場合、開発者に27%の手数料を課すなど、新たな制限を加えた。アップルはアップストア内での購入に対しては30%の手数料を開発者に課している。

エピックゲームズはこの27%の手数料が先の差し止め命令を無視したものだと訴え、裁判所にアップルを侮辱罪に問うよう要求。アップルは裁判所命令違反を否定していた。

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