コメ価格、５キロ４３２１円＝下落も過去２番目の高値―農水省

農林水産省は１２日、全国のスーパー約１０００店で１～７日に販売されたコメ５キロ当たりの平均価格が４３２１円だったと発表した。２０２２年３月以降の最高値となった前週の４３３５円より１４円安く、３週ぶりの下落。ただ、過去２番目の高値で、依然として高止まりが続いている。

新米を含む銘柄米は８２円安の４４６９円で３週ぶりに下落した一方、政府備蓄米などの比較的安価なブレンド米は３週連続で値上がりし、９９円高の３９６９円と４０００円台に迫った。ブレンド米にも新米が本格的に使用され始めたことが主因とみられる。

販売数量の割合は、銘柄米が７０％、ブレンド米が３０％だった。

また、スーパー約１２００店を対象とした別の民間調査では１０１円安の３７３４円、ドラッグストアなどの小売店約６０００店の調査では３９円安の４２７６円となり、いずれの調査でも平均価格は下落した。

【時事通信社】