ユーロ圏インフレは当面2％程度、金利は景気次第＝ポルトガル中銀総裁

[リスボン １９日 ロイター] - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのペレイラ ・ポルトガル中銀総裁は１９日、ユーロ圏のインフレ率は今後数カ月、ＥＣＢ目標水準の２％程度にとどまるとの見通しを示し、金利動向は経済状況次第だと述べた。

１０月に中銀総裁に就任したペレイラ氏は、「（金利が）上がるか下がるかは、経済状況やショックの有無による」と述べた。

欧州経済はより堅調になり驚くべき成長を見せているが、「まだ十分ではない」とし、ドイツなどの財政政策がプラス効果をもたらすことに期待を示した。

「（欧州の）成長率１．４％、１．５％はあるべき目標ではない。もっと高くあるべきだ」とし、「より活力があり、より起業家精神に富んだ」欧州になるべきと語った。