• 2026/02/10 掲載

ノボがヒムズを提訴、調剤配合薬で減量薬特許侵害と主張

ロイター

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Stine Jacobsen Maggie Fick

[コペンハーゲン 9日 ロイター] - デンマーク製薬大手ノボノルディスクは9日、米遠隔医療サービスのヒムズ・アンド・ハーズ・ヘルス を特許侵害で提訴した。ノボの肥満症治療薬「ウゴービ」の調剤配合薬をヒムズが販売しようとしたことを巡り、裁判所にこうした製品の恒久的な販売禁止と損害賠償を求めている。

ヒムズはウゴービの調剤配合薬を49ドルで販売する方針だったが、米食品医薬品局(FDA)が強く警告したため、これを撤回した。

今回の訴訟はノボの減量薬(錠剤および注射剤)を対象としており、肥満症治療薬メーカーと、そうしたメーカーの収益を損なう同一有効成分に基づく後発品を販売する企業との間の摩擦を浮き彫りにしている。

米当局は、ノボやイーライリリーの医薬品が不足した局面で、競合品の市場参入を容認。ただ供給不足が解消された後も、これらの競合品は市場に残された。調剤業界が、ブランド医薬品とは異なる用量など個人に合わせた医薬品の成分を混合・販売できるとする権利を行使したためだ。

一方でノボはこれまで、安全性に問題があり広告に虚偽を含む「模倣品」販売が商標権を侵害したとして複数の調剤薬局を訴えていたが、今回のヒムズに対する訴訟は初めて米国で特許侵害を申し立てる案件になった。

ノボのジョン・カックマン法務部長はロイターに「米国の調剤状況について『もう十分だ』と訴える声が広がっている」と述べ、ヒムズの錠剤発売が「転換点」となったと付け加えた。

ヒムズは、本訴訟がノボによる「個別化された医療へのアクセス手段として調剤薬に依存する何百万人もの米国人に対する露骨な攻撃」だと反論した。

知的財産法律事務所K2K IPローのパートナー、ガストン・クルブ氏は「最低限、ノボは今回の特許訴訟がヒムズや他の調剤薬局に対し、有効成分セマグルチド製品提供を検討する抑止効果をもたらすと同時に、過去および現在進行中の当該製品販売に対する損害賠償請求の機会を得られることを期待しているだろう」と述べた。

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