- 2026/03/31 掲載
ドイツ企業、米中とデカップリングなら大きな経済的コスト=英研究
[ベルリン 30日 ロイター] - ロイターが30日に確認した英サセックス大学とキングス・カレッジ・ロンドンの共同研究によると、ドイツ企業は米中両国と深く結びついており、どちらの国とのデカップリング(分断)も大きな経済的なコストを伴うという。
研究者らはドイツの株式指数DAXとMDAXを構成する企業の売上高、生産高、サプライチェーン(供給網)へのエクスポージャーを分析し、米中への依存が業種や個々の企業を超えて広範に及んでいる状況を明らかにした。
それによると、自動車メーカーや機械メーカーは市場としての中国への依存度が最も高く、化学・製薬会社は研究開発や生産面で米国への依存度が高い。一方、デジタル、通信、半導体企業は米中両国のサプライヤーへのエクスポージャーが大きい。
共著者であるサセックス大の政治経済学者スティーブン・ロルフ氏は「シーメンスやBMWのような主要企業は根本的にグローバル化されたシステムの中で築かれてきたため、壊滅的な損失なしに中国や米国から切り離すことはできない」と指摘。
その上で、今回の研究結果は米中間の緊張が高まる中でドイツが明確な戦略を策定する難しさを浮き彫りにしていると述べた。
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