- 2020/11/27 掲載
返礼品にアスベスト含有、製造元が回収=大阪・貝塚市ふるさと納税
厚生労働省は27日、大阪府貝塚市のふるさと納税の返礼品として贈られた珪藻(けいそう)土のバスマットとコースターにアスベスト(石綿)が含まれていたと発表した。製品を削ったり割ったりすれば飛散する恐れがあるといい、製造元が回収を進める。
製品は、同市の堀木工所が生産した「CARACO」のバスマットとコースター。珪藻土は吸水性の高さから近年人気が出ており、インターネット販売も含め、それぞれ1万7460枚、8490枚が2016年から20年2月まで流通した。
アスベストを0.1%を超えて含む製品は06年9月以降、製造や輸入、譲渡、使用などが禁止されている。今回の製品は01年に仕入れた珪藻土製品を16年に加工して開発したものだった。貝塚市の分析では最大0.61%の含有が確認された。
厚労省は製品の所有者に、ごみとして廃棄しないよう要請。破損が心配なら袋に入れ封をして保管し、市や製造元からの連絡を待ってほしいと呼び掛けている。
【時事通信社】
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