- 2020/12/03 掲載
イオン、買い物かごを自動除菌=コロナ対策で順次全国へ
総合スーパーのイオンリテール(千葉市)は3日、名古屋市内の店舗で、新型コロナウイルス対策として国内外で活用が広がる紫外線を使った買い物かごの自動除菌装置を報道陣に公開した。同日までに「イオン」など8店に導入。年内に6店を追加し、順次全国に広げる方針だ。
買い物かご専用の装置「ジョキンザウルス」は、ロボットや産業用機器を手掛けるニューネクスト(京都市)と共同開発した。積み重ねたかご60個が入る大きさで、自動で一つずつ持ち上げながら持ち手の裏側まで紫外線を照射する。約15秒の照射で除菌効果は最大99.97%に上るといい、かご60個の除菌が約12分で完了する。
報道公開された「イオン熱田店」では買い物を終えた客からかごを回収したレジ後方に除菌装置を設置。各店では1日当たり最大1万個のかごを手作業で消毒しており、イオンリテールでは従業員の負担軽減を図るとともに、「実際の除菌作業を見てもらい安心して買い物してほしい」(担当者)と話している。
【時事通信社】 〔写真説明〕「イオン熱田店」のレジ後方に設置された買い物かごの自動除菌装置=3日午後、名古屋市熱田区
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