- 2020/12/04 掲載
ワクチン巡る報道でS&P反落、ナスダックは最高値
S&P500は最高値圏で推移していたものの、ファイザーがワクチンのサプライチェーンで問題に直面しているとのウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道を受けて終盤に下落した。ファイザーは1.7%安。
スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カーディロ氏は「ファイザーのニュースが当初の上昇を削った」とした上で、「相場は年末のサンタクロースラリーのさなかにあるが、控えめな上昇になるだろう」と指摘。「市場では景気対策への期待が再び高まっており、年内に何らかの合意がまとまりそうだ。経済は刺激策を切実に必要としている」と語った。
米労働省が発表した11月28日までの1週間の新規失業保険申請件数は71万2000件と、前週から減少したものの高止まりが続いた。米供給管理協会(ISM)が発表した11月の非製造業総合指数(NMI)は6カ月ぶりの水準に低下した。
共和党上院トップのマコネル院内総務は3日、 追加経済対策を巡ってやや前向きな動きも見られるとする一方、合意の時期については明言を避けた。
テスラはS&P500への採用を控えてゴールドマン・サックスが投資判断を「バイ」に引き上げたことを好感し、4.3%高となった。
ボーイングも、ライアンエアが「737MAX」を75機追加発注したこと手掛かりに6%上昇した。
S&Pの主要11セクターではエネルギーなど6セクターが上昇した。
米取引所の合算出来高は115億株。直近20営業日の平均は117億株。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.02対1の比率で上回った。ナスダックでは1.51対1で値上がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 29969.52 +85.73 +0.29 29920.83 30110.88 29877.27
前営業日終値 29883.79
ナスダック総合 12377.18 +27.82 +0.23 12369.26 12439.02 12356.99
前営業日終値 12349.37
S&P総合500種 3666.72 -2.29 -0.06 3668.28 3682.73 3657.17
前営業日終値 3669.01
ダウ輸送株20種 12586.82 +40.28 +0.32
ダウ公共株15種 866.89 -7.77 -0.89
フィラデルフィア半導体 2716.15 -0.20 -0.01
VIX指数 21.28 +0.11 +0.52
S&P一般消費財 1276.47 +1.45 +0.11
S&P素材 440.76 -3.00 -0.68
S&P工業 742.89 +2.01 +0.27
S&P主要消費財 687.61 +0.39 +0.06
S&P金融 474.69 +0.03 +0.01
S&P不動産 227.78 +1.66 +0.73
S&Pエネルギー 287.34 +3.04 +1.07
S&Pヘルスケア 1294.77 -2.17 -0.17
S&P通信サービス 220.87 -0.88 -0.40
S&P情報技術 2191.59 -2.30 -0.10
S&P公益事業 318.69 -3.55 -1.10
NYSE出来高 10.27億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 26725 - 125 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 26710 - 140 大阪比
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