- 2020/12/04 掲載
豪サントス、40年までに排出ゼロ目標=10年前倒し
【シドニー時事】オーストラリアのガス・石油大手サントスは1日、2040年までに自社で排出する温室効果ガスを実質ゼロにする目標を表明した。経済紙オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューによると、40年の排出ゼロ目標を表明したのは豪州の主要石油・ガス会社では初めて
報道によれば、従来の目標時期より10年前倒しした。自社で排出する「スコープ1」、自社が利用する電力会社などが排出する「スコープ2」が対象で、回収・貯留技術(CCS)を主に利用することで達成する。
豪州では石油・ガス大手ウッドサイド・ペトロリアムやオリジン・エナジー、電力ガス大手AGLエナジーが、50年までの実質ゼロ目標を掲げている。英石油大手BPなど一部の欧州勢は顧客が排出する「スコープ3」も削減目標に含めている。
新たな目標として、20年の排出量を基準に30年に26~30%削減することも設定。顧客が排出する温室効果ガスについても、環境に優しい燃料に切り替えることで、30年までに毎年100万トン以上削減することも目指す。
関連コンテンツ
PR
PR
PR