• 2020/12/07 掲載

英決済のペイセーフ上場へ、米SPACと近く合併で合意=関係筋

ロイター

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[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米ベテラン投資家ビル・フォーリー氏が後ろ盾のブランクチェック・カンパニー(白紙小切手企業)が、決済サービスを手掛ける英ペイセーフとの合併で合意に近付いていると、複数の関係筋が6日明らかにした。ペイセーフの企業価値を約90億ドルと評価する案で、7日にも合意が発表される可能性があるという。

関係筋によると、フォーリー氏の特別買収目的会社(SPAC)「フォーリー・トラシミーン・アクイジション・コープII」との統合により、ロンドンに拠点を置くペイセーフはニューヨーク上場企業となる。

ペイセーフの現在の所有者であるプライベートエクイティ(PE)投資会社ブラックストーン・グループとCVCキャピタル・パートナーズは、統合後もかなりの株式を維持する見込みという。

関係筋によると、資金の一部は20億ドル規模のPIPE(PE投資会社による上場企業の私募増資への投資)を通じて調達される。

ペイセーフ、フォーリー・トラシミーン・アクイジション・コープII、PE2社はコメント要請に応じていない。

フォーリー・トラシミーン・アクイジション・コープIIは企業買収を目的に新規株式公開(IPO)で資金を調達するSPACで、8月に投資家から13億ドルを調達した。

今年の米株式市場では伝統的なIPOではなくSPAC形式による上場が増加しており、決済サービスのパヤ(Paya)やビルトラストもその一例だ。

新型コロナウイルスの流行でオンラインでの買い物や電子決済の利用が増える中、買収ターゲットとしてフィンテック企業の魅力が高まっている。

ペイセーフはブラックストーンとCVCが2017年に負債を含め47億ドルで買収し、非公開化した。フォーリー氏の白紙小切手企業との合併で合意すれば再上場となる。

ペイセーフは店舗での決済と電子決済の双方を手掛け、電子ウォレットや米スポーツ賭博分野の決済サービスなどへの参入を図っている。2019年時点で同社プラットフォーム上の決済額は年間約1000億ドルだった。

フォーリー氏は保険会社フィデリティ・ナショナル・フィナンシャルやモーゲージ情報会社ブラック・ナイトの会長を務めるほか、ナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)のチーム「ベガス・ゴールデンナイツ」のオーナーでもある。

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