- 2020/12/07 掲載
「巣ごもり」の自宅を快適に=イケア、無印が相次ぎ新型店
新型コロナウイルス拡大による外出自粛が続く中、巣ごもり需要に対応した家具や雑貨を扱う新型店が相次いでオープンしている。スウェーデン家具大手のイケアや「無印良品」を展開する良品計画は、住環境を快適にする商品やサービスに商機を見いだし、新たな顧客層の獲得を狙う。
イケア・ジャパン(千葉県船橋市)は11月30日、都心型店舗「イケア渋谷」(東京都渋谷区)を開店した。7階建ての店舗は、収納用品や人工観葉植物を充実させるなど、「都心の狭い部屋での暮らしを意識した巣ごもりに関する品ぞろえになっている」(広報)という。
また、在宅勤務の普及でニーズの高まる仕事用家具の専用展示場も展開。長く座っても疲れにくい椅子や、可動式の机などを販売する。
良品計画が今月3日にオープンしたのは、広さ約1400坪と関東最大の売り場面積を持つ「無印良品
東京有明」(東京都江東区)。住環境の改善をテーマに品ぞろえを強化した店舗で、スタッフが自宅を訪れ収納やインテリアについてアドバイスする「くらしのなんでも相談所」を設けた。さらに、キッチンや書斎といった一部屋ごとのリフォームを受け付けるなど、自宅を快適にするためのサービスも始めた。
コロナ禍をきっかけに、心地よい住空間に対する需要は今後も続く見通し。イケアは新宿など都心に、良品計画も地方の主要都市に大型店出店を検討しており、顧客ニーズを見極めながら巣ごもりや住環境を意識した出店を進める方針だ。
【時事通信社】 〔写真説明〕「イケア渋谷」の仕事用家具売り場=11月26日、東京都渋谷区 〔写真説明〕「無印良品
東京有明」の「くらしのなんでも相談所」=11月30日、東京都江東区
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