- 2020/12/07 掲載
アジア資本市場、12月の資金調達が異例の高水準 年間で過去最大
今年これまでの調達額は3554億ドルですでに過去最大の水準。
リフィニティブのデータによると、12月1─4日の資金調達は43件。総額は127億ドルで前年の同期間の3倍に相当する。中でも香港と中国が最大となっている。
銀行関係者によると、香港の12月の新規株式公開(IPO)による調達額は少なくとも30億ドルに達する見込み。
リフィニティブのデータによると、今年の資金調達は現時点で昨年比で56.3%増となっており、2010年の3062億ドルを上回って過去最高となる。
投資銀行にとってアジアの資金調達業務は主な手数料収入源で、他の主要市場の低迷の埋め合わせに寄与している。
ゴールドマン・サックスのアジア(日本を除く)資本市場部門の共同責任者、ウィリアム・スマイリー氏は「11月の株式は過去最高水準だった。世界の株式市場への資金流入は続くとみている。新興国市場に対する需要と中国の成長で、アジアは活動の中心となっている」と述べた。
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