- 2020/12/17 掲載
ボーイングが操縦士採用へ、航空会社で737MAX操縦サポート
737MAXは、インドネシアとエチオピアで墜落事故を起こし計346人の死者を出し、運航停止となっていたが、今年12月に米連邦航空局(FAA)は耐空証明を発行した。
関係筋によると、ボーイングは、航空会社で35日間、指導者やコックピット・オブザーバーとして働く人を雇う。この採用にかかる費用は3200万ドルとみられるという。
ロイターが入手した採用資料によると、職務は「飛行を含む、コンサルティング、顧客サポートの補助」。1000時間の指導経験、無事故・無違反、737などボーイング機の操縦資格などが応募資格とされている。
CCLアビエーション(本拠:英マン島)がボーイングからの委託で採用手続きを行う。
ボーイングはまた、世界5地域でサポートにあたる154人の「オンサイト・スペシャライズド・チーム」も編成。
航空会社が乗客に737MAXの安全性を説明するのに使う文書の作成で、航空会社数十社とすでに協議したという。
ボーイングの広報担当者は「737-8と737-9の安全な運航再開に向け、各国の規制当局や顧客と緊密な協力を続けている」と述べた。
CCLアビエーションのコメントは、現時点で得られていない。
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