- 2021/01/13 掲載
東京株、連日の30年ぶり高値=電子部品株に買い
13日の東京株式市場は、収益拡大期待が強い電子部品株などを中心に買いが広がり、日経平均株価は一時2万8500円を上回った。終値は前日比292円25銭高の2万8456円59銭と4営業日続伸、1990年8月以来約30年ぶりの高値を連日で更新した。
新型コロナウイルスがまん延する中、在宅勤務の増加などによりパソコンや通信機器の需要が拡大。半導体の需給が世界的に逼迫(ひっぱく)している。こうした背景から、この日は半導体製造装置や電子部品といった業種に買いが集まり、日経平均を押し上げた。
ただ、市場では最近の急速な株価上昇に対して「企業業績の改善を先取りし過ぎている」(中堅証券)との警戒感も出ており、いったん利益を確保する売りも見られた。東証1部全体では4割の銘柄が下落し、東証株価指数(TOPIX)は小幅な上昇にとどまった。
【時事通信社】
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