- 2025/05/01 掲載
伊プラダ第1四半期売上高は予想超え、ミュウミュウ部門が60%増収
主力ブランド「プラダ」の売上高は前年同期比横ばいにとどまったが、セカンドブランドの「ミュウミュウ」が60%の増収を確保し、全体を押し上げた。ミュウミュウのグループ売上高に占める比率は前年同期の22%から31%に高まっている。
高級ブランド業界ではフランスのLVMHとケリングがともに第1・四半期に減収を記録しただけに、プラダの堅調さが際立つ形だ。
アンドレア・グエラ最高経営責任者(CEO)は「グループは今年、良い滑り出しになった。2024年との四半期ベース比較で最も厳しい時期であったにもかかわらず、プラダは底力を発揮して見せた」と述べた。
第1・四半期は全ての地域で増収となった。北米も売上高が伸びたが、グエラ氏は今後ドル安と足元の不確実性に伴う影響がより鮮明になってくるかもしれないと警告した。
またグエラ氏は、米国の関税措置やユーロの強さを考慮した上で、数カ月内意に製品の値上げ幅を決定すると明らかにした。
関連コンテンツ
PR
PR
PR