- 2021/01/20 掲載
ドイツ銀行業界は比較的健全 一部の事業存続には危機感=監督庁長官
ドイツの銀行業界は2009年の金融危機以来、熾烈な競争、市場の飽和、低金利の継続により利益率が低水準にとどまっている。さらに、コロナ対策として政府が実施している企業支援が打ち切られれば、銀行は大量の不良債権を抱える懸念もある。
長官は「銀行部門は(全体的には)強固かもしれないが、すべての銀行がそうだということではない」と指摘。「(今後は一連の不良債権拡大の波を)複数回にわたり経験する可能性がある」とし、「コロナ禍の前から体力が極めて弱っていた金融機関は、この危機を克服できないかもしれない」と述べた。
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