- 2021/01/20 掲載
19年末国富3689兆円=設備投資、地価上昇で過去最高―内閣府
内閣府が20日発表した国民経済計算年次推計によると、土地や現預金、株式など国全体の資産から借入金などの負債を差し引いた2019年末時点の正味資産(国富)は前年末比2.8%増の3689兆3000億円だった。4年連続のプラスで、比較可能な1994年以降では97年末(3688兆6000億円)を上回り、過去最高。
企業の設備投資などに伴う固定資産の増加や地価上昇が寄与した。
正味資産を部門別にみると、家計は株価・地価上昇を受け2.6%増の2692兆4000億円。国や地方自治体などの一般政府は公共投資の増加などから47.2%増の98兆6000億円。金融機関以外の法人企業は負債に計上される発行株式の価格上昇で5.9%減の604兆8000億円だった。
【時事通信社】
PR
PR
PR