- 2021/01/23 掲載
カナダ小売売上高、20年11月は1.3%増 12月は落ち込みへ
11月は食品・飲料が5.9%増加し、全体水準を押し上げた。小売売上高は7カ月連続で伸びた。
11月は大半の小売店が営業していたが、新型コロナ感染の第2波が拡大する中で多くの州が事業活動を制限した。カナダ統計局は12月の小売売上高が速報ベースで2.6%減少する見込みと述べた。
アクション・エコノミクスのシニア・エコノミスト、ライアン・ブレヒト氏は「11月の増加に続き12月は落ち込みが予想される。年末年始に弱含んだとみるカナダ銀行(中央銀行)の見方と一致している」と話した。
中銀は20日、一時的な事業閉鎖が打撃となりカナダ経済が21年第1・四半期に落ち込むとの見通しを示した。
カナダ統計局は29日に20年11月の国内総生産(GDP)を発表する予定。12月23日に公表した速報値は0.4%増だった。CIBCのシニア・エコノミクスのロイス・メンデス氏は「依然として速報値で示された数値が妥当だろう」と述べた。
11月の小売売上高は、11セクター中7セクターで増加した。全体の53.4%を占める。実質ベースでは前月比1.2%増だった。
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