- 2021/01/29 掲載
外国人労働者、宿泊・飲食で減=コロナ影響で―20年厚労省調査
厚生労働省は29日、2020年の外国人雇用状況(10月末時点)を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で時短営業や休業を強いられた宿泊・飲食サービス業が初めて減少。雇用情勢が厳しくなる中で全体は前年比4.0%増にとどまり、人手不足が深刻化していた19年(13.6%増)の伸びを大きく下回った。
20年は訪日外国人旅行者(インバウンド)需要がほぼ消滅。同省は「宿泊・飲食の雇用に影響が出た」と分析している。外国人労働者数は172万4328人で、8年連続で過去最高となったが、伸び率は過去8年で最も低かった。
産業別では、医療・福祉や建設が2桁増となる一方、宿泊・飲食サービスは1.8%減だった。全体の3割を占める製造業も0.3%減で8年ぶりに前年を下回った。在留資格別では、コロナで入国が困難になった影響で、19年に2割以上増えた技能実習が4.8%増にとどまった。
【時事通信社】
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