- 2021/02/02 掲載
米株はIT株主導で反発、S&Pは11月24日以来の大幅上昇
銀相場が一時1オンス=30ドルを超え、8年ぶり高値を付ける中、銀の代表的な上場投資信託(ETF)「iシェアーズ・シルバー・トラスト」は7.1%高となった。nL4N2K74NO]
前週は個人投資家の買いでビデオゲーム販売のゲームストップなどが急騰した。同社株はこの日は30.8%急落した。
プルデンシャル・フィナンシャルのチーフ市場ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は、このところの熱狂的な取引は方向転換したかもしれないが、終わってはいない可能性が高いと指摘。「市場の強力な動きになっているのは事実で、容易に消えるものではない」と語った。
S&P総合500種の業種別では情報技術と一般消費財がそれぞれ2%超上昇。2日に決算を発表するアマゾン・ドット・コムのほか、マイクロソフトやアップルが買われた。今週はアルファベットも決算発表を控える。
バイデン米大統領は1日、1兆9000億ドルの経済対策の大幅縮小を提案した共和党の穏健派上院議員10人と協議を行う。民主党は共和党の支持がなくても法案の可決を目指す用意もしている。
米供給管理協会(ISM)が発表した1月の製造業景気指数は58.7と、前月の60.5から小幅に低下した。一方、原材料やその他の材料の価格を示す指数は10年弱ぶりの高水準となり、今年物価上昇圧力が増すとの見方を後押しした。
投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX、恐怖指数)は、約3カ月ぶり高水準から低下した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.67対1の比率で上回った。ナスダックでは3.44対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は159億2000万株。直近20営業日の平均は156億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 30211.91 +229.29 +0.76 30054.73 30335.91 30014.97
前営業日終値 29982.62
ナスダック総合 13403.39 +332.70 +2.55 13226.18 13431.46 13132.47
前営業日終値 13070.70
S&P総合500種 3773.86 +59.62 +1.61 3731.17 3784.32 3725.62
前営業日終値 3714.24
ダウ輸送株20種 12250.00 +162.01 +1.34
ダウ公共株15種 856.58 +4.18 +0.49
フィラデルフィア半導体 2999.99 +112.91 +3.91
VIX指数 30.24 -2.85 -8.61
S&P一般消費財 1343.85 +36.21 +2.77
S&P素材 450.01 +5.16 +1.16
S&P工業 723.93 +6.92 +0.96
S&P主要消費財 659.37 +0.12 +0.02
S&P金融 486.35 +5.37 +1.12
S&P不動産 234.17 +5.19 +2.27
S&Pエネルギー 298.59 +2.07 +0.70
S&Pヘルスケア 1345.17 +4.25 +0.32
S&P通信サービス 222.62 +4.05 +1.85
S&P情報技術 2326.07 +56.95 +2.51
S&P公益事業 317.53 +1.51 +0.48
NYSE出来高 11.08億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 28300 + 160 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 28295 + 155 大阪比
(S&Pセクター別指数は関連コンテンツでご覧ください; リフィニティブデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)
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