- 2021/03/05 掲載
環境配慮へ農薬使用半減=50年目標―農水省新戦略
農林水産省は5日、環境に配慮した農林水産業の推進に向け、化学農薬の使用量を2050年までに半減させる数値目標を柱とした新戦略の中間取りまとめ案を公表した。農薬のみに頼らない持続可能な農産物の生産体制を構築する。このほか、50年までに農林水産業の二酸化炭素(CO2)排出をゼロとすることも盛り込んだ。
新戦略では、病害虫に強い品種の開発のほか、毒性が弱い農薬への転換を進め、化学農薬の使用量を50年までに現状の半分に抑えるとしている。化学肥料の使用量も同年までに現状から30%削減する。化学農薬や肥料を利用しない有機農業の面積を同年までに17年比40倍超の100万ヘクタールに増やし、有機農産物の輸出拡大につなげたい考え。
【時事通信社】
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