- 2021/03/06 掲載
NY株反発、572ドル高=金利上昇一服で
【ニューヨーク時事】週末5日のニューヨーク株式相場は、米長期金利の上昇が一服したことを好感した買いに、大幅反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比572.16ドル高の3万1496.30ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は196.68ポイント高の1万2920.15で引けた。
上昇基調を続けていた10年債利回りが一時低下に転じたことで、株式市場の警戒感が後退。株価は終盤にかけて上げ幅を広げた。ダウ平均が前日までの3日間で計600ドル超下落していたことから、安値を拾う動きも出た。
この日発表の2月の米雇用統計では、景気動向を反映する非農業部門就業者数が前月比37万9000人増と、好調の目安とされる20万人増を上回った。景気回復期待が高まる一方、10年債利回りが一時1.63%と、昨年2月中旬以来の高水準に上昇。株が売り込まれる場面もあった。
ただ10年債利回りはその後、1.56%付近まで低下し、株の買い安心感が広がった。
【時事通信社】
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