- 2021/03/06 掲載
ANAとJALの会員情報流出、予約システム会社にサイバー攻撃
他の航空会社も情報流出の被害を受けており、日本航空(JAL)は5日、約92万人分の会員情報が流出したと発表した。
ANAによると、流出したのは「プレミアムメンバー」と呼ばれる会員の番号と名前、利用状況によって割り振られる会員のステータス。情報が悪用された形跡は今のところ確認されていない。
3つの情報は空港ラウンジや優先搭乗などのサービスを提供するため、世界的な航空連合「スターアライアンス」加盟社間で共有している。パスワードやパスポート番号、クレジットカード情報、住所、メールアドレスなどは流出していないという。約100万人はマイレージ会員の約3%に相当する。
サイバー攻撃を受けたのは、予約システムを提供するスイスのSⅠTA社。原因は同社が調査中で、すでに対策を講じたという。
SITA社へのサイバー攻撃を巡っては、JALも航空連合「ワンワールド」の加盟社間で共有していた約92万人分の情報が流出した。ANAと同じく会員番号と名前、ステータスが漏洩。JALによると、情報が悪用された形跡はない。JALの約92人万も、マイレージ会員全体の約3%に当たる。
両社とも会員に対して電子メールを送付、ホームページなどでも周知している。
(白木真紀 編集:久保信博)
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