- 2021/03/17 掲載
トヨタ、賃上げ月9200円=大手企業が集中回答―春闘
2021年春闘は17日、大手企業の集中回答日を迎えた。政府が賃上げを産業界に促した14年以降の「官製春闘」は完全に終わり、新型コロナウイルス禍による業績悪化で労働組合側がベア要求を見送ったケースも相次いだ。トヨタ自動車は、労組の要求に満額で回答し、月額9200円の賃上げで決着した。電機大手は8年連続でベアを実施する。ただ、春闘全体は低調で、賃上げの勢いは失速が避けられない見通しだ。
自動車労組は、基本給を底上げするベースアップ(ベア)と定期昇給分を合わせた総額方式で交渉。トヨタ自動車の労組は、昨年の要求額を900円下回る月9200円(昨年妥結実績8600円)の賃上げと年間一時金6カ月(同6.5カ月)を要求し、賃上げと一時金ともに満額回答を得た。
【時事通信社】
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