- 2021/12/07 掲載
米ナスダック、今年のIPO調達額・件数でNYSE上回る勢い
調査会社ディールロジックのデータによると、ナスダックでの調達額は1913億8000万ドル、NYSEは1092億5000万ドル。
NYSEは19年までの過去数十年間、ITバブル期の数年を除いて上場件数でトップの座を維持してきた。21年のこれまでの上場件数はナスダックが686社、NYSEは265社。
ナスダックでは、アマゾン・ドット・コムが出資する新興電気自動車(EV)メーカー、リビアン・オートモーティブのIPOなど注目度の高い企業の上場が相次いだ。リビアンのIPOは今年の案件としては最大。
ナスダックでは、特別目的買収会社(SPAC)との合併を通じたIPOの調達額が967億6000万ドル、従来のIPOでの調達額が946億3000万ドル。NYSEではそれぞれ562億7000万ドル、529億ドルとなっている。
ナスダックは事業会社、SPAC、ETF(上場投資信託)を合わせた今年のIPO件数が4133件と、01年の4109件を上回り、20年ぶりの高水準に達する見通しだとしている。
ディールロジックによると、21年の米IPO調達額は総額3012億6000万ドルと、過去最高を記録した20年の1680億ドルを大幅に上回っている。
*グラフィックは以下をご覧ください。
https://tmsnrt.rs/3do7w3J
https://tmsnrt.rs/32YIKVX
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