- 2021/12/07 掲載
日経平均は急反発、オミクロン株への警戒感和らぎ全面高に
6日の米国株式市場は反発。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」を巡る当局者の前向きなコメントを好感した。主要株価3指数ではダウ工業株30種の上昇率が最大となった。
米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は5日、オミクロン株について、さらなる研究が必要としながらも「現時点で重症化の度合いはそれほど高くないようだ」と述べた。これを日本株も好感して、主力銘柄を中心に上昇。値上がり銘柄数は2000を超えるほぼ全面高商状となった。
市場では「商いがそれほど膨らんでおらず、買い戻しが中心とみられるが、投資家心理は良好となり、戻りに対する期待が膨らんでいる。配当金の再投資など好需給が株価を支えることになりそうだ」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)との声も聞かれた。
TOPIXは2.17%高。東証1部の売買代金は3兆1135億9700万円だった。東証33業種は、水産・農林業を除く32業種が上昇。とくに、空運業、海運業などの値上がりが目立つ。
個別では、ソフトバンクグループが急反発したほか、東京エレクトロンなど半導体関連株もしっかり。トヨタ自動車など主力銘柄も総じて堅調だった。
東証1部の騰落数は、値上がり2110銘柄に対し、値下がりが58銘柄、変わらずが16銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28455.60 +528.23 28138.82 27961.66
─28618.46
TOPIX 1989.85 +42.31 1962.09 1952.63
─1995.22
東証出来高(万株) 129111 東証売買代金(億円) 31135.97
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