- 2022/05/27 掲載
デジタル通貨に危機感=中国や欧州先行で―米FRB副議長
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード副議長は26日、下院金融サービス委員会で証言し、中央銀行によるデジタル通貨計画で中国や欧州が先行する中、国際決済における米ドルの支配的地位を維持することが「極めて重要だ」と危機感をあらわにした。
ブレイナード氏は、中国人民銀行がデジタル人民元の導入を進める一方、欧州中央銀行(ECB)でもデジタルユーロの検討が「かなり進展している」との見方を示した。その上で、多くの国や地域が実際にデジタル通貨を発行した場合、「ドルにどのような影響があるか検討するのは重要だ」と指摘。また、デジタル通貨に関する国境を越えた取引の基準策定に米国が関与していくことが「極めて大切」と訴えた。
【時事通信社】
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