- 2022/05/27 掲載
モルガンSのCEO、早期退任に否定的 米景気後退確率「50%未満」
ゴーマン氏は、株主から「早期」に職を退く計画があるかどうか聞かれると「ノー」と答えた上で、もちろん死ぬまで続投するつもりはなく、会社として引き継ぎプランの検討は続けていると付け加えた。
同氏は「強大で複雑な組織にとってしっかりした(経営トップの)引き継ぎは不可欠だと思うし、私はそれを少なくとも1年を基準に取締役会と議論している」と語った。
また米国が景気後退(リセッション)に陥る可能性についての質問には、なお確率は50%より低いと考えていると回答。「これまで公式には恐らく30%前後との見方を表明してきた。あるいは足元では若干高くなっているかもしれない」と述べた。
総会では、化石燃料プロジェクトへの新規融資停止を求める提案の投票が暫定集計結果で賛成がわずか8.3%にとどまり、取締役会の提言通り否決された。
ゴーマン氏は、液化天然ガス(LNG)プロジェクト向け融資について質問されると「われわれは非常に責任ある態度で世界がよりクリーンなエネルギー源に無理強いされず、突発的でない形で移行するのを支援していると思う。強制され突然起きる変化は非常に破壊的で、他のさまざまな分野に打撃を与える」と強調した。
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