- 2022/09/15 掲載
米AIG生保・退職事業部門、今年最大の米IPO 16.8億ドル調達
今年は2月以降、ロシアのウクライナ侵攻や、インフレに対応する相次ぐ利上げで株式市場のボラティリティーが高まり、複数の企業が上場計画延期を余儀なくされた。調査会社ディールロジックによると、今年これまでの米企業によるIPOは総額約180億ドルで、前年同期の2310億ドル超をはるかに下回り、1995年以降のデータで最悪の年となる様相。今回のIPOは今年の大型上場としても久しぶりになる。
AIGもコアブリッジのIPO申請は3月で、6月末までに上場を終える計画だったが、市場混乱を理由に延期していた。IPOは実現したが、1株21ドルと仮条件21―24ドルの下限となった。
IPOでのAIGによるコアブリッジの企業価値評価は136億ドル。米証券取引委員会(SEC)に提出している目論見書では、IPOの調達資金は全てAIGが取得する。新会社の新株発行はない。AIGは新会社の約78%を保有する。
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