- 2022/09/15 掲載
午後3時のドルは上昇143円半ば、米金利上昇で 政府・日銀への警戒感残る
ドルは朝方は売りが優勢で一時142.80円付近まで弱含んだが、五・十日に伴い実需の買いフローが通常より多くみられたほか、クロス円を中心に円安傾向が強まったことでじりじりと上昇した。
前日に当局者による円安けん制発言が相次いだことや、政府・日銀が為替介入の前段階とされる「レートチェック」を実施したことで警戒感が強まる中、市場では「145円が防衛ラインとして意識されている」(国内金融機関)という。
トレイダーズ証券の市場部長、井口喜雄氏は、口先介入にとどまる間は押し目買いが入りやすく、「為替介入の警戒感が一段と強まりやすい145円までは催促相場のようになるのではないか」とみる。
来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合を控え、「海外時間に投機筋や短期筋に中心に上値を試す動きが出てきそうだ」とみている。
財務省が朝方発表した8月貿易統計速報で、貿易収支は2兆8173億円の赤字だった。資源価格の高騰や円安が輸入コストを押し上げ、貿易赤字は比較可能な1979年以降で最大となった。ただ、相場の反応は限られた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 143.58/60 0.9960/64 143.04/08
午前9時現在 142.91/93 0.9980/84 142.65/69
NY午後5時 143.15/18 0.9977/81 142.87/91
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