• 2022/10/04 掲載

FRBの「仕事終わっていない」、インフレ鈍化初期の兆候も=NY連銀総裁

ロイター

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[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は3日、インフレ鈍化の初期の兆しが存在するものの、基調的な物価圧力は依然高すぎるとし、連邦準備理事会(FRB)はインフレ抑制に向けた取り組みを継続する必要があるという見解を示した。

ウィリアムズ総裁は「インフレは明らかに高すぎる。根強い高インフレは、経済が潜在能力をフルに発揮する能力を損なう」とし、「金融引き締めが需要を減速させ、インフレ圧力は低下し始めているが、われあれの仕事は終わっていない」と語った。

次回米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定見通しには言及しなかったものの、FRBはインフレを目標2%に回帰させるために、需要を減速させる行動を続けると述べた

さらに、経済成長の伸び鈍化と失業率の上昇は、FRBのインフレ対応の副反応である公算が大きいとし、経済活動は今年ほぼ横ばいに、来年は小幅な成長にとどまり、失業率は2023年末までに現在の3.7%から4.5%に上昇する可能性が高いという見通しを示した。

ウィリアムズ総裁は、コモディティー(商品)価格など一部分野ではインフレが低下しているとしつつも、モノへの需要は非常に旺盛で、労働需要およびサービスへの需要は供給を上回っているとし、「こうした状況が範なインフレを引き起こしており、インフレ抑制には時間がかかるだろう」と述べた。

その上で、インフレ率が来年には3%まで鈍化する可能性があるし、「インフレは今後数年で2%の目標に近づく」と予想。「需要を供給と一致する水準に抑制しインフレを低下させるために、金融政策がその役割を果たす必要がある」とし、「FOMCは強力な行動を取っている」と述べた。

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