• 2022/11/21 掲載

午後3時のドルは上昇し140円半ば、中国規制緩和期待が後退

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[東京 21日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場終盤の水準から小幅高の140円半ば。中国で新型コロナウイルスの感染者が再び増加してきたことなどから、市場で浮上していたコロナ規制の緩和期待が後退し、リスク回避的にドルが強含んだ。

ドル/円は朝方の安値140.17円から、午後につけた高値140.60円までじり高。中国人民元や豪ドルの下げも目立ち、ドルが幅広く堅調となった。

話題となったのは、中国本土で半年ぶりに新型コロナウイルスによる死者が確認されたこと。北京市が最も人口の多い朝陽区を対象に、週末に要請した自宅待機を延長したこともあり、市場参加者の慎重姿勢が強まったという。

韓国関税局がこの日発表した11月1─20日の貿易統計によると、輸出は前年同期比で16%減少。特に対中貿易は、同28%減と急速な減少を記録した。

市場では近く、中国が現行の厳格なコロナ対策を見直すとの期待が高まっていただけに「来年にかけて経済活動が次第に再開され、世界景気の下支えになるとの楽観が後退しかねない」(外銀)と警戒する声が出ていた。

<投機のドル売り、1年ぶり売り転換>

米商品先物取引委員会(CFTC)がまとめたIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組状況によると、11月15日までの週に、ドルは主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)の合計に対し、昨年7月半ば以来の売り越しに転じたことが、ロイターの集計でわかった。

ただ、6通貨のうち、対ドルで買い持ちに傾いているのはユーロだけ。「ドル売り余地は依然大きいとも言えるし、根強いドル需要が確認できたとも読める」(国内証券)といい、市場の見方は定まっていないようだ。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 140.53/55 1.0280/84 144.51/55

午前9時現在 140.25/27 1.0329/33 144.90/94

NY午後5時 140.35/38 1.0324/25 144.93/97

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます