- 2022/11/22 掲載
午後3時のドルは下落し141円後半、米金利低下や持ち高調整で
ドル買い/円売りが急速に進行した海外市場の流れを引き継ぎ、東京市場は142円前半で取引を開始。日経平均株価の上昇などリスク選好の流れから円売り圧力が強まったほか、実需によるドル買いフローも入ったとみられ、一時142.25円付近まで上昇した。
その後は「前日に話題となった中国のコロナ対策に特段の進展がないことが、短期筋の手じまい売りを誘った」(国内証券)ことなどを背景に、ドル売り圧力が強まった。
あすは日本が休場、24日は感謝祭で米債券市場が休場となり、全体的に取引量が少なくなることが予想される。このため、「2週間ぶりのドル高/円安水準を付けたことから、想定以上に持ち高調整の動きや利益確定売りがでやすかった」(上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏)という。
米消費者物価指数(CPI)の下振れをきっかけに、ドルは9円近く下落するなど「調整が入り過ぎた面もあり、自律反発の動きが出ている。ドル/円が上昇トレンドに転換するような材料は出ていない」と、トレイダーズ証券の市場部長、井口喜雄氏は指摘する。チャートの形状を踏まえると、ドル/円は自律反発した後、ダウンサイド方向にあるという。
足元のドル/円は振れ幅の大きい状況が続いている。「前日も材料が乏しいにも関わらず、値幅は大きかった。米感謝祭の祝日に伴い取引が薄くなる中、突発的な動きが出てくる可能性もあり、注意が必要だ」(井口氏)との声が聞かれた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 141.83/85 1.0252/56 145.41/45
午前9時現在 142.08/10 1.0243/47 145.55/59
NY午後5時 142.12/15 1.0241/45 145.54/58
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