「何をやるか」を明確に、DXの成功公式とは
同社のエグゼクティブ・フェロー デジタル共創オフィサーの岸和良氏は、社内でデジタル戦略立案・執行や「Vitality」プロジェクトのITリーダー、デジタル人材育成などを担う一方、社外では企業顧問や学会役員を務めている。また「DX人材の育て方」(翔泳社)、「実践リスキリング」(日経BP社)などの著作を通して、独自のノウハウを多方面に発信している。
岸氏は、著書や論文の中で「DXの成功公式」を発表している。これは「①何をやるか×②経営層の意欲×③組織×④人材能力」というかけ算だ。それぞれの値が高いほど成功するが、どれか1つでも欠ければDXは失敗に終わるという。
「よくある失敗は、①の『何をやるか』が具体的に絞れず、『まずデータ分析してみよう』と手段に走ってしまうパターンです。また、④の人材能力を高めることは非常に難しいのですが、そもそも①が明確でなければ、必要になる人材能力も分かりません。自社のDXを成功させようと思うなら、最初に『何をやるか』を明確にすることが必要です」(岸氏)
このスタート地点を誤らないことが、その後のDX推進の可否を決めるというわけだ。次章以降では、目指すべきDXの5つの段階や住友生命が実践するマインド変革、そこから広がる生成AIの活用法について岸氏が詳しく解説する。
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・どこを目指すべき?DXの“5つ”のレベル
・住友生命が実践、DX企画人材育成のための「3つの研修」
・生成AIの活用によるビジネス創出の新たな可能性
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