- 2026/01/13 掲載
皮肉すぎ…大学に「910万円」払っても就職難のZ世代…激変する「まさかの人気な職業」
連載:米国の動向から読み解くビジネス羅針盤
米NBCニュースの東京総局、読売新聞の英字新聞部、日経国際ニュースセンターなどで金融・経済報道の基礎を学ぶ。現在、米国の経済を広く深く分析した記事を『週刊エコノミスト』などの紙媒体に発表する一方、『Japan In-Depth』や『ZUU Online』など多チャンネルで配信されるウェブメディアにも寄稿する。海外大物の長時間インタビューも手掛けており、金融・マクロ経済・エネルギー・企業分析などの記事執筆と翻訳が得意分野。国際政治をはじめ、子育て・教育・司法・犯罪など社会の分析も幅広く提供する。「時代の流れを一歩先取りする分析」を心掛ける。
安定志向に変わった「Z世代の職業観」
日本映画の巨匠である小津 安二郎監督が、昭和初期の新卒者の就職難を描き出した『大学は出たけれど』が公開されたのは1929年であったが、現在の米国はそれに似た状況だ。Z世代が直面している就職氷河期の状況については後ほど詳しく解説するが、こうした環境下において、米国の新卒者は就職に関してぜいたくを言わなくなっているように見える。
米ソフトウェア企業クラウドビーズの調査によれば、Z世代の回答者が就職において最も重視するのが、現実的な「賃金の高さと(医療保険などの)給付・諸手当」だ(図1)。
さらに、賃金面で「楽々と生活ができる」「そこそこの生活ができる」との回答が多い産業は人気が高い傾向にある。特定の専門スキルを生かす情報・専門サービスは「生活に余裕がある」と回答した労働者の割合でトップであるし、金融産業も賃金や待遇が良い(図2)。次いで、電気、ガス、水道などの公共サービスや、公務員、農業、鉱業、製造業や医療も生活を安定させやすい分野だ。
こうした中、Z世代に人気の職業にも変化が見られ始めている。
【次ページ】意外だった「1番人気の職業」
人材管理・育成・HRMのおすすめコンテンツ
人材管理・育成・HRMの関連コンテンツ
PR
PR
PR