プロジェクト進行支援家 後藤 洋平
1982年生まれ、東京大学工学部システム創成学科卒。製造業DX・人材ビジネス・IT開発・新規事業などの経験から、プロジェクト活動における「未知」という難しさを痛感。解決策を模索する中で、学生時代に学んだ設計学・サービス工学のプロジェクト活動への応用を着想した「プ譜(プロジェクト譜)」は、進行設計を計画書ではなく「譜面」として表現することで、管理に寄りすぎず、柔らかな進め方ができる手法として、静かながらも長年の支持を得ている。組織マネージャ、ITプロマネ、二児の父という三足のわらじが履ききれなくなって、2019年5月に独立。企業研修や実務支援に取り組む中で、どの業界、企業、人にも共通する悩みがあると理解し、何か一助になりたいと思いながらも試行錯誤を続けている。近年はプ譜を用いた壁打ちセッションを試行中。
「営業」にせよ、「広報」にせよ、はたまた「人事」にせよ、その部署名とはすなわち、その企業組織において発揮することが期待される「機能」を指した名称である。企画系部署もその例外ではなく、ある一定の機能が期待されているわけであるが、彼らがその機能として期待されるのは、現場での営業活動そのものではなく、「営業活動がより生産性の高いものとなるような施策の立案、実施」という、若干、抽象化されたものである。企画チームへの評価とは、本来であれば組織全体の生産性向上への寄与に応じてなされるべきところであるが、この抽象性には、大いなる罠が存在する。現場を持たない「企画」という部署は、ともすると現場への負担を増してしまうだけの存在に堕してしまうリスクを常にはらんでいる。