カシオ計算機は、人事給与システム「ADPS（アドプス）人事統合システム7」を、5月1日から発売すると発表した。価格はオープンで、動作環境はサーバOS：Windows Server 2003、クライアントOS：Windows 2000、Windows XP、Internet Explorer 6.0 SP1以上。


左から、取締役 営業本部 国内営業統括部長　樫尾 彰氏、
開発本部 システム統括部 第二開発部長　佐藤研二氏、
営業本部 国内営業統括部 法人第三推進部 次長　松尾浩一氏

　今回発売となる新製品「ADPS人事統合システム7」の特長として、「HR Library」が挙げられる。これは13種類の人材育成制度をプログラム化したもので、以下のものが含まれる。社内FA制度、人材公募制度、キャリア申告制度、チャレンジ選択制度、コンピテンシー、360度評価、目標管理MBO、目標管理BSC、適正検査情報管理、ITSS、賃金更改制度、インターンシップ制、紹介予定派遣。このほかにも、新しい人材育成制度を随時追加していくという。


「HR Library」利用申請画面

　また、グループ会社管理機能も搭載する。「親会社管理」「完全独立」「グループ自主運用」「グループ部分自主運用」「複数会社運用」「親会社+完全独立運用」の6種類のグループ会社管理が可能。出向/受入、転籍などの場合に社員のデータ引継ぎなど会社間の社員処理ができるほか、会社間をまたがるワークフローの設定も可能となる。

　そのほか、プリンタ出力と同一イメージで電子帳票化できる「CADIS」などの電子帳票ツール、画面上の組織図をマウス操作することで仮想の異動、組織の統廃合が行える「組織図シミュレーション」などのシミュレーションツール 、ブラウザ上で社員の各種申請/承認、給与明細照会などを実現するWEBサービス戦略的な企業経営を支援する検索・分析ツールなども搭載する。


「組織図シミュレーションツール」画面

　アプリケーションのフルWEB化による操作性の向上、ユーザー権限制御や不正アクセス監視などセキュリティ機能の強化も図られている。