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  • JFEシステムズ、PDF対応の新型電子帳票システム「FileVolante」販売

  • 2006/11/13 掲載

JFEシステムズ、PDF対応の新型電子帳票システム「FileVolante」販売

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JFEシステムズは、ウイングアークテクノロジーズの帳票設計ツール「Super Visual Formade(以下、SVF)」から出力されるPDF形式の帳票データをシームレスに取り込める電子帳票システム「FileVolante」を販売する。

 帳票に対する企業ニーズとして「個人情報保護法施行に合わせて、法定帳簿を厳密に管理したい」「必要としている部門へ迅速かつ確実に配布したい」など、といった声が挙がっている。また、2009年適用が見込まれている日本版SOX法を見据え、内部統制強化および財務報告の信頼性確保のため、帳票の適正な管理が求められている。

 さらに、レガシーシステムのオープン化の流れは、企業同士の統合や事業構造の変化に対応できるシステム基盤づくりや、国際化・標準化への指向、最近のシステム技術を取り込んだITコストの削減といった側面で市場の大きなトレンドになっている。このような流れの中、帳票プリンティング環境のあり方も大きな課題となっている。

 こういった課題に応えるため、JFEシステムズはウイングアークテクノロジーズと技術提携し、データインターフェースとして汎用性の高いPDF形式に対応した電子帳票システム「FileVolante」を11月より販売する。「FileVolante」は、従来の基幹システムとの連携実績が豊富な電子帳票システム「FiBridgeII」で培ったノウハウをベースに開発し、ウイングアークテクノロジーズの帳票設計ツールSVFから出力されるPDF形式の帳票を、プログラム開発の手間なく自動的に変換保存することができる。
 これにより、旧来のシステム環境をオープンシステムに移行する場合においても、帳票出力・保存のシステム基盤が容易に再構築できる。さらに帳票データへのアクセス・ログ管理の充実化等、セキュリティ強化も図れるため、帳票の内部統制力も大きく向上する。なお、稼働環境につきましては、SVFとの親和性やオープン化に幅広く対応できるよう、サーバ部分はJava技術を活用している。

 「FileVolante」の販売価格は、1セットで560万円から。来年度までに3億円の売上を目指しているという。

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