- 2007/07/03 掲載
インテル・MSなど、シニア向けEdy搭載PCの仕様を策定
SDLPでは昨年、FeliCaの普及について3つの目標を掲げていた。このうち、2006年12月には対応サービス数2倍の目標を達成、今年5月にはFeliCaオンライン取引高約2倍を達成、対応ハードウェア目標の3倍というのだけは現状2.5倍の達成にとどまり、今年度末に目標を達成する見込みだという。
FeliCaを利用した電子マネー「Edy」は、2007年夏時点で約50,000店、Edy機能搭載カードが3,100万枚(携帯600万台含む)にのぼる。先月5月23日からAmazon.co.jpでの利用を開始するなど、インターネットでの決済サービスを充実させるとともに、7月10日からはファミリーマートで、8月25日からローソンでの導入が決まっている。2007年度末には目標100,000店舗、4,000万枚の発行を見込む。
また、今回「シニア・主婦にITを使ってもらって新しい生活環境を提供(インテル 代表取締役共同社長 吉田氏)」するため、「指1本で簡単で安心して便利にPCを利用できる(同吉田氏)」端末仕様の策定を行った。主なハードウェア仕様は下記の通り。
搭載CPU:インテル Core2 Duo プロセッサー
OS:Windows Vista Home Premium または Ultimate タッチパネル対応ペン操作対応タブレット 9インチ以上のディスプレイ 初期状態復帰ボタン バッテリー 重量:1.5kg以下 FeliCa Reader/Writer(フェリカポート)搭載 Ethernet/Wireless LAN 搭載 ドッキングステーション USB2.0、ウェブカメラ、マイクロフォン内蔵 |
これらの仕様は、2006年12月から2007年3月にかけて埼玉県川口市で実施した実証実験や、2006年実施の定性調査をもとに策定されたのだという。吉田氏はインターネットを基軸にしたITの普及におけるキーとして、電子マネーとともに、「UI(ユーザーインターフェイス)」が重要な技術と位置付け、タッチパネルのボタン1つでブラウザ画面をスクロールしたり、文字を巨大化したり、タッチペンを使った入力が行えるなどの配慮を施した。
そのほか、FeliCaは、社員証などを兼用することで、入退室管理やPC、プリンタのセキュリティを向上させるなど、「(電子マネーだけでなく)認証の技術としても期待(マイクロソフト 真柄氏)」されており、オンラインショップでの割引など福利厚生と組み合わせた「リアル・サイバー連携施策」も行っていく。
関連コンテンツ
PR
PR
PR