アンケートの自由回答分析ソフト、SPSSが新バージョン提供

　「SPSS Text Analysis for Surveys 3.0」は、日本語処理に、言語理解研究所より許諾を得て、NTTデータがOEM提供している「なずきエモーションアナライザ ライブラリ」を使用している。人間の思考・行動の根源にある「感性」にフォーカスした解析処理により、アンケート回答者の思考・行動につながる箇所を見つけることができるとしている。

　具体的には、テキストデータを分析する際にメインとなる文章のカテゴリ化を素早く簡単に実行できる。福岡大学商学部講師の太宰潮氏は、「何についての発言か、意見が肯定的か否定的か、うれしいのか、悲しいのかといったカテゴリーを自動的に判別してくれる」と話し、分析の生産性は向上すると強調した。