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- 2026/11/01 00:43 掲載
「追う側」チェイナリシスが侵害…AIエージェント攻撃で氏名・メール露出、実態は?
同社は、今月になってこの外部の攻撃者による不正なアクセスを検知したという。調査を続けるとともに、脆弱性の修正やシステムの強化を進めている。ブログでは、AIを使ったサイバー攻撃が業界全体で増えているとの認識も示した。
アクセスされたのは、プラットフォーム上に登録された利用者のユーザーID、氏名、メールアドレス、組織内の役割を示すラベルといった「機密性の高くない顧客データ」だという。一方、これまでの調査では、グラフやメモ、ケースといった調査内容、取引やクエリの結果、平文のパスワード、多要素認証(MFA)の秘密情報、ユーザーのセッショントークンへの不正アクセスを示す証拠は見つかっていないと説明している。
同社はすでに全顧客に通知した。外部のサイバーセキュリティ専門家の協力を得て調査を進めており、大規模言語モデル(LLM)も使って、プラットフォーム全体のセキュリティ確認を広げているという。
顧客に対しては、予期しないパスワードのリセット要求や認証画面の表示に警戒するよう呼びかけた。二要素認証を有効にしていない場合は、設定を強く勧めている。
また同社は、最近の暗号資産取引所バイナンスでの暗号資産盗難とは無関係の事案だと説明している。
チェイナリシスは、ブロックチェーン上の取引データを分析する企業だ。日本法人のチェイナリシス ジャパンの「2024 暗号資産犯罪動向調査レポート」では、2023年に不正な暗号資産の受け取りが前年のピークから減った一方、ランサムウェアの身代金支払いが10億ドル超と過去最高になったことが示されている。
では、AIエージェントを使った攻撃は、いま世界でどれほどの規模とスピードで広がっているのか。背景には、Webサイトを大量に狙った攻撃と、各国の政府機関や通信事業者にまで及ぶ攻撃の実態がある。
・成功1回あたり約50ドル、AIエージェント攻撃のコストと成功率
・中国系グループが200超の組織を狙った「ARTEX」の中身
・チェイナリシスが明かしていない、侵入をめぐる疑問
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