日本IBM、x86サーバ大幅値下げ

　日本IBMは22日、x86サーバを最大で84%引き下げると発表した。同時に、顧客企業のITコスト削減を目指し、IBMのx86サーバでのOSS活用を支援するための専任部隊「Linux/OSSサポート・センター」を新設する。

　同社は昨年から、x86サーバと商用ソフトウェアを組み合わせたソリューションを導入する顧客やパートナー企業の負荷削減のため、「IBM System x」や「IBM BladeCenter」と商用ソフトウェアによる仮想化ソリューションや高信頼性・高可用性を実現するソリューションの稼動検証を行い、「IBM太鼓判構成」で公開してきた。

　今回新設するサポート・センターは、さまざまなOSSと同社のx86サーバを組み合わせたソリューションを検証する。結果は、セミナーやWebサイトで公開していくという。また、価格改定は、「IBM System x」のタワー型サーバで最大22%、ラック型サーバで最大28%、「IBM BladeCenter」では、LS42モデルが最大32%引き下げる。オプション製品では、大容量ハードディスクや大容量メモリーを中心に価格改定し、最大で84%減となる。