10G-EPONの実用化にメド、三菱電機が双方向10Gbpsの試作システムを発表

　三菱電機は5日、電話局とユーザー宅の端末をつなぐ光回線で、上り下りともに10Gbpsの高速通信を実現する10G-EPON（10Gigabit-Ethernet Passive Optical Network）の試作システムを開発したと発表した。

　10G-EPONは、IEEE802.3avとして、2006年3月より標準化を開始しており、2009年3月に標準化を終える予定。三菱電機は、これに合わせて試作システムを発表した。

　三菱の10G-EPONは、上り下り双方向で10Gbps通信を実現しながら、業界で初めて既存と新規の両加入者を混在して収容できるのが特徴だという。

　三菱電機では今後、数年後の商用化を目指すという。