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- 2026/10/21 09:45 掲載
スペースX、7~9月期の売上高146億ドル AI部門がスターリンクを上回り営業黒字に
売上の最大の柱になったのが、AI事業を担うスーパーインテリジェンス(SI)部門だ。売上高は76億ドル(約1兆2,000億円)と、前年同期の8億1,300万ドルから大きく伸び、衛星通信サービス「スターリンク」を担うコネクティビティ部門の52億ドル(約8,300億円)を上回った。同社は増収の要因として、クラウドサービス契約の稼働、Cursorの買収、「Grok」の利用拡大を挙げている。
SI部門の営業利益は4億3,100万ドル(約680億円)で、Cursor買収に伴う12億ドルの株式報酬費用を含む。調整後EBITDAは50億ドル、計算能力(ネームプレートベース)は9月30日時点で1.7ギガワット(GW)に達した。
コネクティビティ部門の売上高は69%増で、営業利益は24億ドル(約3,700億円)だった。スターリンクの個人向け契約者は1,360万で、月額の平均収入(ARPU)は69ドル。ロケットなどを担う宇宙部門は売上高18億ドル(約2,800億円)と6%増で、営業損益はほぼ均衡した。四半期の打ち上げは35回で、初の収益事業となるStarshipの飛行ではスターリンクV3衛星26基を投入している。
設備投資は第3四半期が196億ドル(約3兆1,000億円)で、このうちSI部門が164億ドル(約2兆6,000億円)を占める。9か月累計は481億ドル(約7兆6,000億円)となった。決算リリースに今後の業績見通しの記載はない。
同社は決算後の動きとして、スターリンクの携帯向け事業を進めるため、800MHz帯の周波数ライセンスを取得する契約を結んだことも明らかにした。取引の完了は2027年上期を見込む。
では、売上の過半を占めるまでになったAI事業の黒字は、どこまで中身のあるものなのか。決算書の数字を前の四半期や前年と並べると、増収の正体と投資の重さが見えてくる。
・AI部門の売上、わずか3カ月でどう膨らんだのか
・Cursor買収費用を除くと、黒字はどう見えるか
・売上を上回る設備投資、回収の物差しは何か
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