チェック・ポイント、新アーキテクチャ「Software Blade」採用の「Check Point R70」発表

　チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ（以下、チェック・ポイント）は、セキュリティ・ゲートウェイ新製品「Check Point R70」を発表した。

　新製品発表会では、チェック・ポイント 代表取締役社長 杉山隆弘氏、セキュリティ技術本部 本部長 西野謙一氏から、新しいアーキテクチャ「Software Blade」が紹介された。「Software Blade」は、ファイアウォール、VPN、IPSなど、セキュリティの構造ブロックであり、それそれのブロックは独立している。モジュラー型のコンポーネントで提供され、相互運用性がある。あらかじめ準備されている20種類以上のSoftware Bladeから、導入環境が必要とするセキュリティ機能を選択可能で、機能追加時のハードウェア増設が不要なほか、ブレードのシステム間での容易な移行が可能だ。

　今回発表された新製品「Check Point R70」は、「Software Bladeアーキテクチャ」を日本で初めて採用した製品。IPS Software Bladeが組み込まれている点が特徴となっている。新開発のIPSエンジンによってパフォーマンスが向上しているほか、顧客企業のポリシーにしたがって各保護機能を有効化する機能、CPUの閾値を超えると一時的にオフとするフェイル・オープン機能も搭載されている。

　「Check Point R70」は、2009年後半より出荷開始される予定だ。