シャープ、3,800億円の大阪・堺工場　10月に本格稼動

　シャープは、中国をはじめ新興国を中心に今後、液晶テレビの需要は増加するとの見込みから、亀山第2工場に加え、同工場の準備を進めてきた。今回、量産化の検証が完了したことから、操業を開始すると決定した。

　同工場は、世界初の第10世代マザーガラスの採用に伴い、数々の革新的な液晶技術を導入、広大な敷地に進出する関連企業と連携し、21世紀型の垂直統合事業を展開するという。同工場の建設費は、3,800億円。40型・50型・60型クラスの大型液晶用パネルを、月72,000枚生産可能になる。